平成12年度CSEC研究発表会 =第9回=

コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)研究発表会を下記の通り開催します。
研究会に関連する幅広い分野の方々の参加をお待ちしています。
■ 日時:平成12年5月10日(水)

■ 場所:情報処理学会 会議室(芝浦)
〒108-0023 港区芝浦3丁目16-20 芝浦前川ビル7F
最寄り駅 JR(山手線, 京浜東北線):田町(東口)下車徒歩7分
または、地下鉄(浅草線, 三田線):三田下車徒歩10分
TEL 03-5484-3535

■ 発表内容
(発表件数:7件)


5月10日(水)

13:00〜16:45

発表題目1:ベクトル表記された地図情報に対する電子透かし (13:00-13:30)
小松尚久、○栗原 誠、 柳井 紳(早稲田大学)、田辺顕能((株)ソフトバンク・テクノロジー)
概要:ベクトル表記された地図情報に対して、統計的特長を持たせる電子透かし手法を提案し、その強度評価を行う。

発表題目2:輪郭保存に基づく電子透かしの画質維持方式 (13:30-14:00)
○越前 功、吉浦 裕、安細康介、手塚 悟、佐々木良一、永川 忍(日立)
概要:透かしの目立ちにくさの判断基準に基づいて透かし挿入を行うことで輪郭の崩れを防止する方式を提案する。

発表題目3:高度AVサービスの多面的安全性とその実現 (14:00-14:30)
金子 格 (アスキー、早稲田大学)
概要:情報家電で今後重要となる高度AVサービスでは、非協力的利用者及び外部からシステムセキュリティを防衛する能力だけでなく、外部の第3者の権利保全を含む多面的安全性が要求される。その想定される要求項目、及び利用可能な実現方法を提案する。

発表題目4:属性情報開示における公平性について (14:30-15:00)
須賀祐治、岩村恵市(キヤノン)、櫻井幸一(九州大学)
概要:検証にインタラクティブな通信を必要とする知識対話証明プロトコルによる属性情報開示方式に対する公平性について考察を行う。

発表題目5:グループ暗号通信における鍵供託方式関する一考察 (15:15-15:45)
○朴 美娘、井上 徹(AMSL)
概要:IPマルチキャスト通信プラットフォームを利用したモバイル端末などを含むインターネット上で、多地点における多数のユーザによるグループ暗号通信を行う際に、鍵供託サービスを提供可能にする鍵供託スキームに関して検討する。ここでは、捜査機関が捜査対象のグループ通信メンバの一員になることによって、リアルタイムにアクセス可能になり、グループ暗号通信のセッション鍵がダイナミックに更新しても鍵を供託できると共に、裁判所から許可された傍受期間が終わると自動的にグループから削除されることによって、無制限な盗聴を防ぐことができ、プライバシー保護ができるグループ暗号通信鍵供託モデルを提案する。

発表題目6:2色木によるオンライン証明書状態検証サーバの実装と評価 (15:45-16:15)
○安部謙介、菊池浩明、中西祥八郎(東海大学)
概要:ハッシュ木によるオンライン証明書状態検証サーバにおいて、更新の際に2色木を適用し、さらなる通信コストの削減を行う。

発表題目7: 匿名通信フレームワークの評価 (16:15-16:45)
○北澤繁樹、 双紙正和、宮地充子(北陸先端科学技術大学院大学)
概要:匿名通信方式を記述するためのフレームワークの妥当性を評価し、匿名通信方式における匿名性について考察する。


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