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		    CSEC研究会運営委員会会議録 =第24回=
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日時:平成15年02月28日(金) 12:40-13:30
場所:キャンパスプラザ京都
出席者:西垣@静岡大学 松浦@東大 中山@富士通研 
	菊池@東海大学 稲葉@京都工繊大 大森@松下電器
	寺田@日立(文責) 順不同&敬称略

議題:
1. 第20回研究発表会推薦論文>松浦委員
2. 推薦論文制度に関する懸案事項について>松浦委員
3. FIT2003実行委員会・プログラム委員会合同委員会(第4回)>中山委員


内容:
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(1)第20回研究発表会推薦論文
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・別途、松浦先生宛に推薦論文候補を提出する。
 +運営委員会で候補としてあがった論文
 +運営委員会後に発表された論文のうち、候補に該当する論文

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(2)推薦論文制度に関する懸案事項について
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・概略
 >>最新の規定では「有効投票の3分の2以上の賛成を持って推薦論文と
 >>する」ことになりました。(専門から大きく外れている等の理由での)
 >>棄権も有効投票と数えます。ただし、ご自身の論文が投票の対象と
 >>なっている場合の棄権は無効です。
 に従い制度を運用してきたが、棄権票が大きく結果に影響するという副作用が
 表れはじめている。
 例えば、賛成:7、反対:1、棄権:5 の場合、推薦に必要な賛成票は
 9票((7+1+5)*2/3=8.666・・・)なので、推薦することはできない。

・松浦先生からの問題提起
 従来の雛形にしたがった推薦論文可否の投票依頼には、

  注:棄権の場合でも必ず御回答ください。(「棄権」が有効
  投票数の半数を越えた場合は推薦はしないこととなっていま
  すので御留意下さい。) 

 という注意事項が書かれています。

 しかし、昨年度から引き継いでいる規定では

 >>最新の規定では「有効投票の3分の2以上の賛成を持って推薦論文と
 >>する」ことになりました。(専門から大きく外れている等の理由での)
 >>棄権も有効投票と数えます。ただし、ご自身の論文が投票の対象と
 >>なっている場合の棄権は無効です。
 >>#安易な賛成票が多いため、少し基準を高くしました。

 となっていますので、「棄権が有効投票数の半数を越えた場合は推薦はしない」
 と指摘するまでもなく、そもそも(自著の場合を除いて)棄権が3分の1を越え
 たら否決されることになっています。

 この数字(2分の1か3分の1か)は単に雛形を訂正すれば済むことなのですが、
 問題はこの注意書きが投票結果に及ぼす影響です。すなわち、自著例外を除けば
 棄権票は反対票と同等の扱いを受けますので、「注意書きがなければ投票しなかっ
 たかもしれない委員も注意書きを見て棄権票を投票する」という効果が強ければ
 「『面倒だから棄権にしよう』という無責任な棄権票による否決」が多くなる、
 という影響が出かねません。

 以上要するに、
 (1)棄権の場合も必ず投票するように、と依頼することの是非
 (2)原則として棄権票が反対票と同等に扱われることの是非

 の2点を、議論させていただきたく存じます。
 安易な賛成による推薦論文が査読仮定で問題論文となってしまう事態の多発よりは
 ましですが、CSS2002の際の投票結果を見て棄権票の影響が大きいと感じま
 したので、一度議論してみてはどうかと考えました。

 なお、例えばCSS2002の棄権票数が典型的なものだとすれば、「棄権票が
 すべて無視されると、有効投票数が少なくなり過ぎる」という問題点もござい
 ます。

・今後
 投票時の依頼方法、推薦論文の候補数などを見直していきましょうということに
 なりました。これに伴い、運用が多少変動する可能性はありますが、ご協力のほど、
 よろしくお願い致します。

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(3)FIT2003実行委員会・プログラム委員会合同委員会(第4回)
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・FIT2003
 +日時:平成15年9月10日~12日
 +場所:札幌学院大
 +査読付き論文については継続実施する(2ページ、1ページ超過まで可)。
  査読付き論文については是非はあるが、FIT2003では、昨年同様としたいとのこと。
 +査読付き論文については、各グループ(CSECは、M:ネットワーク・モバイルコン
  ピューティング)の担当(グループMは、中山委員)が取りまとめとなる。
  CSECに関連する査読論文の査読方法、採択率などについては、中山委員に一任
  することとした。
 +査読付き締切:4月30日、一般論文締切:7月11日
 +研究会からのイベント企画
  FIT2003でのイベントを募集している。運営委員会では、プログラムコンテスト、
  USBメモリを使ったセキュリティに関する提案コンテスト、高校生などを呼ぶ
  オープンセミナーなどがあがったが、まずは、イベント予算の用途上の制約など
  を確認してもらうこととした。
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次回予定:
 日時:平成15年5月16日(金) 12:00-13:00
 場所:弘前大学 理工学部(弘前市)
 議題:
 (1) 第21回分推薦論文の選出検討 他
以上


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