平成10年度CSEC研究発表会 =第4回=

■ 日時:平成11年3月5日(金) 13:00〜18:00

■ 場所:(株)日立製作所 システム開発研究所 川崎ラボラトリ
(〒215-0013 川崎市麻生区王禅寺1099,
最寄り駅 小田急線新百合ヶ丘駅,
または,東急田園都市線あざみ野駅,TEL 044-966-9111)
システム開発研究所 川崎ラボラトリまでのアクセス方法
あざみ野駅, 新百合ヶ丘駅バス時刻表

■ 発表内容
(発表件数:12件)
(注)1件:発表15分、討議10分、計25分


3月5日(金)

13:00-18:00

発表題目1:ピクセル値の画質への影響度に基づく高画質電子透かし方式
発表者氏名:○ 吉浦 裕*、田口 順一*、越前 功*、安細 康介*、佐々木 良一*、黒須 豊**((株)*日立製作所システム開発研究所、**(株)日立製作所ソフトウェア開発本部)
概要:透かし挿入による画像劣化の程度をピクセル毎に推定し画質劣化の小さいピクセルに選択的に透かしを挿入する方式

発表題目2:文書画像の入力ノイズに耐性のある電子透かし法の一検討
発表者氏名:○ 小西 一也、梅村 晃広 ((株)NTTデータ)
概要:文書画像を構成する複数の要素間の相対関係を利用し、印刷やFAX送受信によって付加されるノイズに耐性のある電子透かし法を検討した。

発表題目3:電子透かしの実用化に関する検討
発表者氏名:○ 山口 和彦 (電気通信大学)
概要:電子透かしの実用化に関する検討

発表題目4:次世代の米国政府標準暗号AESを巡る動向について
発表者氏名:○ 宇根 正志 (日本銀行金融研究所)
概要: DESに代わる次世代の共通鍵暗号の標準としてAESの標準化が開始された背景や、最近のAESの動向について説明する。

発表題目5:Provably Secure and Practical Public Key Cryptosystem
発表者氏名:○ 西岡 玄次 ((株)日立製作所システム開発研究所)
概要:素因数分解問題の困難性と等価な安全性を持つ効率的な公開鍵暗号アルゴリズムを提案する。

発表題目6:「ネットワーク管理者の直面する法律問題」
発表者氏名:○ 高橋 郁夫 (弁護士)
概要:電子メールの内容のチェックの法的可否やログの保存、また、通信の相手方の住所、氏名の開示の可否などの管理者の直面する法的問題について網羅的に検討する。

発表題目7:「不正アクセス」対策の刑事的規制の意味
発表者氏名:○ 石井 徹哉 (神奈川大学)
概要:1998年末に警察庁と郵政省は「不正アクセス」対策の法律案を提示した。そのような法制度のセキュリティにおける意義(なかでもクラッキング抑止の効果)を検討し、その限界を問題とする。

発表題目8:外部接続のセキュリティに関する一考察
発表者氏名:○ 乾 泰司 (日本銀行システム情報局)
概要:内部ネットワークを外部と接続する際のニーズの分類、リスクおよび要素技術の整理、を行うとともに、現状の対応方法や今後の課題について考察。

発表題目9: A View on How to Design a PKI system
発表者氏名:○ 吉武 淳 (三菱電機(株) 情報技術総合研究所)
概要:PKIシステムの設計手法について、特に証明証の内容やアクセス制御との関連等についての考察を述べる。

発表題目10:本人認証ICカードによる高セキュリティシステムの構築
発表者氏名:○ 磯部 義明 ((株)日立製作所システム開発研究所)
概要:ICカード内の指紋データ改竄等の脅威に対するセキュリティ強化方式と,それに必要なシステム仕様について報告する。

発表題目11:電子メールの自動暗号化処理サーバの構築(2)
発表者氏名: ○ 永江 由紀子*、畑中 雅彦*、田島 和典**、青木 貴** (*室蘭工業大学、**ニッテツ北海道制御システム)
概要:Mail/POPサーバに対し、ドメイン名に基づいて暗号/復号化をプロキシーサーバの構築について報告する。

発表題目12:メール宛先アドレスの言語化に際して必要なネットワークアクセス制御
発表者氏名:○ 村山 優子 (岩手県立大学)
概要:メールの宛先アドレスについてより柔軟な宛先指定を試みる際に浮上した異なるドメイン間のメーリングリストのアクセス制御の問題を提起する。


[home]