平成11年度CSEC研究発表会 =第5回=

■ 日時:平成 11年 05月 21日(金)

■ 場所:情報処理学会 会議室(芝浦)
(〒108-0023 港区芝浦3丁目16-20 芝浦前川ビル7F
最寄り駅 JR田町駅、TEL 03-5484-3535)

■ 発表内容
(発表件数:7件)


13:00〜17:00

(1) 安全なモバイルエージェントシステムの構築法について
北澤 繁樹, 易 訓, 岡本 栄司(北陸先端大)
概要:ID-NIKSを用いたモバイルエージェントシステムの構築法を提案し、 その安全性について評価する。

(2) X.501ディレクトリモデルのアクセス制御に関する考察
とぎや佳子, 小川高貞, 森住哲也, 辻井重男(中央大学)
概要:X.500ディレクトリサービスのアクセス制御におけるCovert Channel の存在を指摘し、その回避アルゴリズムを提案する。

(3) 逃げログ - 削除まで考慮に入れたログ情報保護手法
高田 哲司(電気通信大学)
概要:侵入の痕跡が残されるログ情報を改ざんから保護する方法につい て考察し、あらたな手法を提案する。

(4) OA機器からの電磁波漏出に伴う情報漏洩について
瀬戸信二、加藤栄二郎、金本貴志 (三菱電機)
概要:OA機器が放出している電波的雑音は、実は情報の漏洩である。 ここでは、情報漏洩という情報化時代の新しい脅威と対策につい て述べる。

(5) SPKI/SDSIの承認証明書のフレームワークを利用した電子学生割引証
菊池浩明 (東海大),川倉 康嗣(東芝)
概要:SDSI/SPKIは,本人認証と権限委託の二種類の証明を一様な証明書 の枠組みで実現しようとする試みである.本発表では,この枠組 みの学生運賃割引証への適用を考察する.

(6) プライバシ保護に注目した証明書を基盤とした認証システムの一方式
佐藤直之, 鈴木英明(NTT)
概要:ICカード等を用いて、資源の不正利用(パスワードの貸与など)が 困難かつ追跡不能性を保持する認証方式を構築する。

(7) 多重バイオメトリックスによる個人認証
坂野 鋭,劉 偉傑(NTTデータ)
概要:バイオメトリック個人認証技術は,計算機環境の物理的な保護の ために必須の技術であるが,個人の性質によって使えない場合が あるなど問題も多い.本研究ではファジィ測度,識別関数を用い たアプローチにより複数のバイオメトリック認証装置の統合を行 う技術を提案し,高精度な個人認証が実現できることを実験的に 示す.


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