平成11年度CSEC研究発表会 =第6回=
コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)を下記の通り開催します。
研究会に関連する幅広い分野の方々の参加をお待ちしています。
- ■ 日時:平成 11年 07月 09日(金)
- ■ 場所:情報処理学会 会議室(芝浦)
- (〒108-0023 港区芝浦3丁目16-20 芝浦前川ビル7F
- 最寄り駅 JR田町駅、TEL 03-5484-3535)
- ■ 発表内容
- (発表件数:7件)
- 7月9日(金)
- 13:30-17:30
- 発表題目1:パッチワークによる署名画像に対する秘密鍵の探索攻撃
- ○山田 隆行、松井甲子雄(防衛大学校)
- 概要:パッチワーク法によって作成された透かし画像から埋め込み情報を求める全数探索アプローチを提案する。
- 発表題目2:岡本−田中鍵共有方式のなりすましに関する安全性
- ○ 岡本 健、多田 充、岡本 栄司(北陸先端科学技術大学)
- 概要:岡本−田中鍵共有方式の安全性について数学的に厳密な考察が、満保−静谷によりなされた。しかしながら、攻撃者自らが生成した値を鍵共通の相手に送信し、なりすましを行なう能動的攻撃(active attack)については、十分な議論がなされていない。本論文では、この点について考察を行い、「なりすましをするにはRSAを破る関数が必要である」ことを証明することを目的とする。
- 発表題目3:インターネット上の情報の与信システムについて
- ○山崎重一郎(ISIT/富士通研究所)
- 概要:従来、X.509証明書や属性証明書として扱われていた信用情報を一般化し、
インターネット上で交わされる情報の与信システムの構成方法とその利用方法について考察と提案を行なう。
- 発表題目4:セキュアファイルシステムの構築
- ○宮崎 博、鮫島 吉喜、遠田 潤一(日立ソフトエンジニアリング(株))
- 概要:既存ファイルシステムに鍵回復可能なファイル暗号、アクセス制御機能を組込むファイルI/Oフィルタの構築について報告する。
- 発表題目5:TCPコネクション確立に関する一考察
- 寺田真敏、甲斐 賢(日立製作所)、熊谷仁志(日立ソフト)
- 概要:TCPコネクションの偽造に関する実験結果について報告する。
- 発表題目6:IPsecの相互接続性に関する現状と課題
- 渡辺義則、大浦哲生(日立製作所)
- 概要:IPsecの相互接続性について、最近各方面で実施されている接続実験の状況とその課題について報告する。
- 発表題目7:「国内および海外におけるコンピュータウイルス被害状況調査報告」
- 石井 茂(IPA セキュリティセンター ウイルス対策室)
- 概要:「情報処理振興事業協会が実施した国内および海外のウイルス被害状況調査の結果を比較検討して報告する。」
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