平成13年度CSEC研究発表会 =第13回=

コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)研究発表会を下記の通り開催します。
研究会に関連する幅広い分野の方々の参加をお待ちしています。
■ 日時:平成13年5月25日(金)

■ 場所:森永プラザビル 会議室
〒108-8403 港区芝5丁目33−1 森永プラザビル23F
JR田町駅から三田側の改札を出て、右前方のビル。
改札の階(2階)から直接ビルに入れる。
森永ラブの前を通り過ぎると、森永製菓とNECの入口がある。
最寄り駅 JR(山手線、 京浜東北線):田町下車徒歩1分
または、地下鉄(浅草線、 三田線):三田下車徒歩3分

■ 発表内容
(発表件数:7件)


5月25日(金)

13:00〜16:45

(1) MCMPを利用したコンピュータウィルス対策
○末松俊成(ソニー)、 今井秀樹(東大)
概要:暗号化機能を内蔵したCPUであるMCMPを使用して、コンピュータウィルスを防ぐ方法について考察する。

(2) 二次元コードによる学生証のセキュリティ向上
○小林哲二、 増田貴浩、 大川貴史(日本工大)
概要:二次元コードと顔画像を用いて,学生証のセキュリティ向上を図る方法についての検討結果を報告する。

(3) 2次元への投影モデルにおける手書きステガノグラフィの提案
○瀬川典久 村山優子 宮崎正俊(岩手県立大学)
概要:従来の手書きにおけるステガノグラフィは、手書きで取得できる2次元座標の集合を利用していたが、 本発表においては、3次元上での座標を2次元空間に投影する仕組みを利用して、手書きにおけるステガノグラフィが行えることを提案する。

(4) UDF(Universal Disk Format)のセキュリティ拡張
蒲田 順(富士通研究所)
概要:ファイルに付与するセキュリティ属性情報を格納し、保護するための、可搬型記録媒体上の標準論理フォーマット。

(5) 譲渡可能な操作権を保護するセキュア遠隔操作プロトコルの開発
○加藤博光、 古谷雅年、 玉野真紀、 宮尾健、 金子茂則、 中野利彦(日立)
概要:インターネットを利用した遠隔監視制御システムに対する操作行為を保護対象としたセキュアプロトコルを提案する。

(6) ディジタル・トークンの不確定性と二項モデルによるリスクヘッジ評価
松浦幹太(東大)
概要:セキュリティ技術のおかげで電子取引可能になるトークンには、不確定性リスクが伴う。そのモデル化とリスクヘッジ評価を行う。

(7) IT革命下の著作権と違法コピー対策に関する考察
○佐々木良一、吉浦裕 (日立)
概要:インターネットやITの進展により、コンテンツを著作権者の正式な認可を得ずに違法にコピーし、配信することが多くなってきている。 ここでは、違法コピー対策はどのように分類でき、それぞれについてどのような方法があり、どのように使い分けるべきかを概説する。


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