平成14年度CSEC研究発表会 =第17回=
コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)研究発表会を下記の通り開催します。
研究会に関連する幅広い分野の方々の参加をお待ちしています。
- ■ 日時:平成14年5月23日(木)
- ■ 場所:情報処理学会 会議室(芝浦)
- 〒108-0023 港区芝浦3丁目16-20 芝浦前川ビル7F
- 最寄り駅 JR(山手線, 京浜東北線):田町(東口)下車徒歩7分
- または、地下鉄(浅草線, 三田線):三田下車徒歩10分
- TEL 03-5484-3535
- ■ 発表内容
- 発表件数:7件
- 発表時間:30分(発表+質疑応答)/件
- ■ 連絡事項:発表題目(1)の発表取り消しに伴い、開催開始時間を30分遅れの14:00〜とします。
- 5月23日(木)
- (1)発表取り消し在宅テレワーク用境界システムのセキュリティ確保
- ○力武 健次、菊地 高広、永田 宏、濱井 龍明、浅見 徹(KDDI研究所)
- 概要:本発表では在宅テレワークでインターネットに接続する際セキュリティ確保に必要な境界システムの構成要件について考察する。
- 14:00〜15:30
- (2)グローバルアドレスを使用しない個人単位エクストラネットの実現
- ○岡田 浩一(NTT)、Eric Y. Chen(NTT)、小宮輝之(NTT)、冨士 仁(NTT)
- 概要: 個人単位かつ多重帰属可能なエクストラネットの構築を支援するVPN-exchange方式をグローバルアドレスなしで実現する。
- (3)1人複数投票可能な電子投票に関する考察 −株主総会における議決権行使プロトコルの実現−
- ○税所哲郎(中央大学、FNT)、齊藤泰一(NTT)、土井洋(中央大学)、辻井重男(中央大学)
- 概要:株主総会における議決権行使は、株主が所有株式数に応じて複数投票権を持つことから、特殊な(1人n票を有する)電子投票と見なすことができる。本稿では、1人n票を有する投票方式について考察し、具体的なプロトコルを提案する。
- (4)電子投票・アンケート諸方式に対する比較考察
- O山口 浩(NECソフト)、 大久保 美也子(東日本電信電話(株))、北沢 敦(NECソフト)、辻井 重男(中央大学)
- 概要:プライバシを守りつつ不正投票を防止する方式として、これまでにブラインド署名方式、ミックスネット方式、準同型性を用いた方式等が提案されているが、これらの比較を考察する。
- 15:45〜17:45
- (5)Spi計算の型付けによる公開鍵暗号方式を用いたプロトコルのメッセージ認証の検証
- ○畑山 研、萩原茂樹、米崎直樹(東京工業大)
- 概要:Spi計算に型付けを行うことにより、公開鍵暗号方式を用いるセキュリティプロトコルのメッセージ認証を検証する方法について報告する
- (6)タイムスタンプ方式の検証手続の可用性による分類
- ○宇根 正志(横浜国大/日本銀行)、松本 勉(横浜国大)
- 概要:本稿では、検証処理の実行可能性に着目してタイムスタンプ方式を分類し、分類された各方式間の関係を明らかにする。
- (7)音声の生成過程に着目した電子透かし
- ○畑田 充弘、酒井 俊之、小松 尚久(早稲田大学)、山崎恭(北九州市立大学)
- 概要:音声の生成過程に着目して、調音に対する電子透かし手法を提案し、基本的な評価を行う。
- (8)MPEG-21/IPMP による多面的安全性の実現手法
- 金子 格(早稲田大学)
- 概要:MPEG-21/IPMPアーキテクチャーの拡張性を利用し、多面的安全性を実現する手法を検討する。
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