■災害コミュニケーションシンポジウム
--東日本大震災被災地におけるICT活用の実態と実践--

  • 主催:情報処理学会 セキュリティ心理学とトラスト研究会(SPT)、インターネットと運用技術研究会(IOT)
  • 日時: 2012年12月20日(木)
  • 場所:東京理科大学 PORTA神楽坂 7F 第2会議室 (マップ中の(17)の建物)
        JR飯田橋駅より徒歩3分程度

 かつて1995年に発生した阪神・淡路大震災が発生したときには、一般のインターネットインフラは発達しておらず、被災地外から来訪する情報ボランティア間の情報共有がいわゆるパソコン通信等で行われたという災害コミュニケーションの実践が記憶に新しいと思います。2011年3月に発生した東日本大震災では、地震による被災のみならず派生して起こった津波による広域被災、史上初の原発震災である福島第一原発事故の影響が広がるに至りました。その中で、マイクロブログやSNS、被災後しばらくして復旧した現地のインターネット環境などを介して、被災地救援にICTを用いる試みが広く行われました。
 本シンポジウムの前半では、行政の立場から岩手県の災害対策本部がどのような意志決定と決断を行って被災地救援を行ってきたのか、同災害対策本部で医者・研究者として参与した立場からの関わりが生み出したものについて取り上げていきます。また、後半では、とりわけ陸前高田市で活用された情報マネジメントツールSAHANAの実践および幅広く被災地に関わる情報共有システムを作成・運用したsinsai.infoの実践について取り上げていきます。
 本シンポジウムでは、災害対策本部の、教育委員会、ICTボランティア等の違った立場からの被災地への貢献の試みを一同に会し、深く議論を深めることによって、あるべき災害コミュニケーションのあり方について、被災地支援へのICT活用の試みについての研究に寄与することを目指しています。


プログラム

■ 開場 9:35-

■ 開会の辞 9:50-10:00
    村山優子(岩手県立大学)

■ 災害復旧・減災の助けとなるIT利活用 10:00-11:00
    松本 直人(さくらインターネット研究所)

■ 緊急時インターネット開放協議会の設立 11:00-12:00
    藤枝 俊輔(東京大学 大学院 新領域創成科学研究科),大江 将史 (国立天文台 天文データセンター)

(昼食)12:00-13:30

■ 東日本大震災津波〜岩手県の対応と教訓 13:30-14:30
    越野修三(岩手県総務部総合防災室主任防災指導員)

■ 岩手での災害支援:医療の観点から 14:30-15:30
    秋冨慎司 (岩手県県立医科大学)

(休憩)15:30-15:40

■ 東日本大震災における災害時救援情報共有 システムSahana(サハナ)の運用と評価 15:40-16:40
    吉野太郎 (関西学院大学総合政策学部専任講師)

■ Ushahidi や OpenStreetMapを利用した VGI(Volunteered Geographical Information)活用と復興支援活動 16:40-17:40
    関治之 (sinsai.info 総責任者/合同会社 Georepublic Japan代表社員 CEO)

■ 閉会の辞 17:40-17:50
    吉野太郎(関西学院大学)

■ 懇親会 18:00-20:00


参加申込み

  • 参加費
     一般:10,000円(事前申込み 12/14まで)、12,000円(当日)
     学生:無料
    ※事前振込みの場合のみ参加費10,000円となります。
    事前申し込みがあっても振込み期限が過ぎた場合や当日のお支払いですと12,000円となりますのでお気をつけ下さい。
  • 懇親会
     5,500円+ドリンク代
  • 参加申込
     次のアドレスに件名を「参加申込」として電子メールをお送りください。折り返し、必要事項を書いたメールをお送りします。
     (メールは自動返信ではないので、すぐにはお手元に届きません。)
      申し込み先:spt-info【アットマーク】comm.soft.iwate-pu.ac.jp
     ※【アットマーク】を@に変更してお送りください。

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最終更新日: 2:37 2012/11/15