ユーザブルセキュリティ・プライバシー(USP)論文読破会8

更新日:2024年11月14日
座長情報について追記

ユーザブルセキュリティ・プライバシー研究とは、セキュリティとプライバシーのユーザビリティに特化した研究領域であり、主にヒューマンファクタに焦点を当ててセキュリティ・プライバシーを議論します。 ユーザブルセキュリティ・プライバシーの研究は世界的な発展を見せており、本分野を専門的に扱う国際会議 Symposium on Usable Privacy and Security (SOUPS) への投稿数と採録数も増加が続いています。 加えて、SOUPSに限らずセキュリティ・プライバシーの難関国際会議で本分野の論文が多く発表されるようになり、本分野の裾野は確実に広がっています。 ユーザブルセキュリティ・プライバシー論文読破会は、このような発展を考慮し、当初開催されていたSOUPS論文読破会をもとに、SOUPS以外の国際会議も広く対象会議とすることで発展させたイベントです。 本読破会では、参加者同士で協力して本分野の最先端の論文を紹介し合い、参加者が最先端研究を広く把握することを目指します。 また最先端研究の把握を通して、SPT研究会が対象とする分野の国内研究の底上げを図ります。

開催要項

日時: 2024年11月13日 (水) 9:30~18:00

開催形式: ハイブリット開催
現地会場: NICTイノベーションセンター(東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 15階) (予定)[交通のご案内(PDF)]
オンライン: Zoom

会場の収容人数に限りがございます。現地参加を希望の方は、早めの申込をお願いします。なお、発表者や学生参加者の現地参加を優先させていただく可能性があり、必ずしも先着順とはならないこと予めご了承願います。現地参加の可否については申込受付後に開催担当より個別にご連絡します。

参加費: 無料

発表者募集(終了しました)

本読破会で論文を紹介していただける方を募集します。 1論文につき15程度(質疑込み、発表時間は発表者人数をみて後日連絡させていただきます)でご紹介ください。 紹介のスライドを事前にお送りいただき、当日の参加者と共有します。

発表申込は、定員に達し次第締め切ります。

紹介いただく論文は、前回の読破会発表申込以降(2023年09月〜2024年11月)に発表された、ユーザブルセキュリティ・プライバシーに関わると考えられる論文からお好きにお選びください。

参考までに、ユーザブルセキュリティ・プライバシー論文が発表されている代表的な国際会議を、本ウェブページの下部にリストアップしました。 ただし、それらの国際会議に限定せず、ヒューマンファクタとセキュリティ・プライバシーを扱った論文を広く受け付けます。


参加者募集(終了しました)

参加希望の方は以下のフォームより申込をお願いします。発表申込者の参加申込は不要です。
USP論文読破会8 発表申込フォーム(Googleフォーム)

ご入力いただく内容:

  1. 氏名
  2. 所属(会社名・学校名等)
  3. メールアドレス
  4. 希望の参加方法(現地 or オンライン)

お知らせ

研究会非会員の方は、この機会にSPT研究会会員登録をお薦めします。 情報処理学会の学会員の方の登録費は3,960円(税込)です。
情報処理学会に入会するためには、別途入会金と年会費が必要です。 非会員の方でも研究会登録することができます。 その場合の研究会登録費は5,060円(税込)です。

研究会の登録の詳細については「研究会に登録する(情報処理学会)」をご参照ください。

プログラム

時間 セッション 紹介論文タイトル 担当者 担当者所属
9:30-9:35 開会、注意事項等
9:35-9:50 Session1
座長:
山岸伶(日立)
“I’m Getting Information that I Can Act on Now”: Exploring the Level of Actionable Information in Tool-generated Threat Reports (EUROUSEC’24) 野崎真之介 三菱電機株式会社
9:50-10:05 Understanding Operational Technology Personnel’s Mindsets and Their Effect on Cybersecurity Perceptions: A Qualitative Study With Operational Technology Cybersecurity Practitioners (EUROUSEC’24) 藤田真浩 三菱電機株式会社
10:05-10:20 Sharing cyber threat intelligence: Does it really help (NDSS'24) 加藤駿 三菱電機株式会社
10:20-10:30 休憩
10:30-10:45 Session2
座長:
鈴木芽依(デロイト)
SoK (or SoLK?): On the quantitative study of sociodemographic factors and computer security behaviors (USENIX Security'24) 秋山満昭 NTT社会情報研究所
10:45-11:00 "I can say I'm John Travolta...but I'm not John Travolta": Investigating the Impact of Changes to Social Media Verification Policies on User Perceptions of Verified Accounts (SOUPS’24) 藤田彬 情報通信研究機構
11:00-11:15 Exploring Expandable-Grid Designs to Make iOS App Privacy Labels More Usable (SOUPS’24) 大塚亜未 東京都立産業技術高等専門学校
11:15-11:35 著者ご本人による解説:How WEIRD is Usable Privacy and Security Research? (USENIX Security'24)+
Negative Effects of Social Triggers on User Security and Privacy Behaviors (SOUPS’24)
長谷川彩子 情報通信研究機構
11:35-12:50 休憩
12:50-13:10 Session3
座長:
野崎真之介(三菱電機)
著者ご本人による解説:PinchKey: A Natural and User-Friendly Approach to VR User Authentication (EuroUSEC 2023) 鈴木芽依 デロイト トーマツ サイバー合同会社
13:10-13:25 Assessing User Apprehensions About Mixed Reality Artifacts and Applications: The Mixed Reality Concerns (MRC) Questionnaire (CHI’24) 倉﨑翔大 東邦大学
13:25-13:40 Can Virtual Reality Protect Users from Keystroke Inference Attacks? (USENIX Security'24) 大塚航世 東邦大学
13:40-13:55 When the User Is Inside the User Interface: An Empirical Study of UI Security Properties in Augmented Reality (USENIX Security'24) 藤田真由 東邦大学
13:55-14:10 Measuring the Prevalence of Password Manager Issues Using In-Situ Experiments (USEC'24) 関谷友汰 電気通信大学
14:10-14:25 Do You See How I Pose? Using Poses as an Implicit Authentication Factor for QR Code Payment (USENIX Security'24) 細江乃愛 電気通信大学
14:25-14:40 休憩
14:40-14:55 Session4
座長:
新井美音(大阪大学)
“I do (not) need that Feature!” – Understanding Users’ Awareness and Control of Privacy Permissions on Android Smartphones (SOUPS’24) 原亨 NTT社会情報研究所
14:55-15:10 “It doesn’t tell me anything about how my data is used”: User Perceptions of Data Collection Purposes (CHI’24) 垣野内将貴 筑波技術大学
15:10-15:25 Evaluating Privacy Perceptions, Experience, and Behavior of Software Development Teams (SOUPS’24) 坂本一仁 静岡大学
15:25-15:40 Evaluating the usability of differential privacy tools with data practitioners (SOUPS’24) 堀込光 三菱電機株式会社
15:40-15:55 価値ある研究の知見共有:Information privacy research: An interdisciplinary review (MIS Quarterly) 村山優子 津田塾大学
15:55-16:10 休憩
16:10-16:25 Session5
座長:
倉﨑翔大(東邦大学)
"You have to read 50 different RFCs that contradict each other": An Interview Study on the Experiences of Implementing Cryptographic Standards (USENIX Security'24) 髙橋碧斗 東邦大学
16:25-16:40 The Challenges of Bringing Cryptography from Research Papers to Products: Results from an Interview Study with Experts (USENIX Security'24) 小寺健太 三菱電機株式会社
16:40-16:55 Tricky vs. Transparent: Towards an Ecologically Valid and Safe Approach for Evaluating Online Safety Nudges for Teens (CHI’24) 新井美音 大阪大学
16:55-17:10 What Drives SMiShing Susceptibility? A U.S. Interview Study of How and Why Mobile Phone Users Judge Text Messages to be Real or Fake (SOUPS’24) 渡邉祐貴 電気通信大学
17:10-17:25 Why People Still Fall for Phishing Emails: An Empirical Investigation into How Users Make Email Response Decisions (USEC'24) 阿部哲大 電気通信大学
17:25-17:40 A first look into targeted clickbait and its countermeasures: The power of storytelling (CHI’24) 山岸伶 日立製作所
17:40-17:45 クロージング
17:45-18:00 片付け

懇親会

読破会終了後に懇親会を行います。

場所 ビアハウス 森卯
時間 18:30-
会費 6,000円 (予定)
ご参加方法 募集終了しました

SPT研究会から懇親会費の領収書は発行されません。どうしても領収書が必要な方は会場店舗からの発行となります。

参考:ユーザブルセキュリティ・プライバシー論文が発表される代表的な国際会議

注意:本ページ公開時点(2024年9月)で、プログラム等が未公開の会議も含みます

参考:過去のUSP読破会

運営

お問い合わせ先: uspread 【アットマーク】spt.ipsj.or.jp

開催担当:山岸 伶(日立)

運営メンバ:
金森 祥子(NICT)
畑島 隆(NTT)
坂本 一仁(静岡大学)