第3回 ブロックチェーンセキュリティワークショップ(BWS2023)
What's new
- 2023/05/11(木) BWSイノベーション研究賞の設立
- 2023/05/23(火) 本ページの作成を開始
- 2023/11/09(木) BWS2023参加者アンケートの集計結果を公開
BWS(Blockchain Security Workshop)について
概要
ブロックチェーン技術は,暗号資産のみに留まらず,暗号技術,ネットワークセキュリティ,IoT機器,医療,金融など様々な分野で注目を浴びています.ブロックチェーンを用いた今後の研究や,これを対象とした学術的な研究を促進するには,最新のブロックチェーンセキュリティ技術やその動向を学術界と企業の間で円滑に共有することが重要です.
BWS2023実行委員会は,サイバー攻撃対策と暗号技術の両面からブロックチェーンセキュリティの研究を推進し,セキュアなブロックチェーン技術を発展させることを目的として,コンピュータセキュリティ(CSEC)研究会内に設置された委員会です.
本ワークショップでは,特にサイバー攻撃対策と暗号技術の両面からブロックチェーンセキュリティの研究成果を企業と学術界で共有するだけでなく議論・交流を活発にし,技術の普及を促進します.
開催期間
2023年10月30日(月曜日)~11月2日(木曜日) CSS2023期間中
会場
アクロス福岡 & オンライン(ハイブリッド開催)
BWS2023実行委員会
- 委員長
- 委員(50音順)
- 江村 恵太(金沢大学)
- 須賀 祐治(インターネットイニシアティブ)
- 長谷川 佳祐(セコムIS研究所)
- 矢内 直人(大阪大学)
- 吉岡 克成(横浜国立大学)
参加登録
BWS2023への参加登録は,コンピュータセキュリティシンポジウム2023(CSS2023)への参加登録と共通となっております(ご登録頂くと,CSS2023および併催のMWS2023,PWS2023,UWS2023,OWS2023の各セッションにも参加が可能です).参加登録手続きの詳細につきましては,CSS2023の「参加登録」および「参加費」のページをご参照ください.
論文投稿
BWS2023への論文投稿受付は,コンピュータセキュリティシンポジウム2023(CSS2023)への論文投稿受付と共通になっております.ご投稿頂いた論文の発表セッションの割り当ては,論文の概要やキーワードを参考にCSS2023プログラム委員会により定められますが,BWS2023でのご発表を希望される場合,発表申し込みの手続きにおいて希望トラックを「システムトラック(BWS2023特別セッション)」を選択してください.
論文賞
BWS2023への投稿論文はCSS2023の論文賞対象となります.受賞論文はこちら.
BWSイノベーション研究賞
BWSセッションにおける発表論文のうち,ブロックチェーンセキュリティにおける「新たな視点・学際的な技術融合に関する研究・開発」が高く評価された論文を表彰します.選奨規定はこちら.
講演
企画セッション1:招待講演(11月1日(水) 13:40 - 15:20,A会場)
座長:矢内 直人(大阪大学)
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山崎 重一郎(近畿大学教授)「ブロックチェーンによる仮想都市 “Crypto Town” 構想について」(公開資料)
資金決済法の改正によりデジタルマネー型のステーブルコインが電子決済手段として認められました.しかしAMLやCFTや経済制裁などの法規制を遵守するためにはまだ多くの課題が残されています.本講演では,Web3の文脈で語られる埋込金融やDAOなどを仮想都市の視点から俯瞰します.そして法規制可能なパブリック型ブロックチェーンのための技術的要件について,トークンプロトコルやアイデンティティ管理やトラストモデルなどを中心に議論します.
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安土 茂亨(株式会社chaintope取締役CTO)「エンタープライズブロックチェーンの特性とプロトコル設計」(公開資料)
BitcoinやEthereumのような完全にパブリックなブロックチェーンとエンタープライズブロックチェーンでは,特性の違いがある一方,共通の特性を持つこともあります.誰もが検証可能な共有台帳を持つという点において,エンタープライズブロックチェーンが保持すべき特性と,その特性を維持しながらスケーラビリティや秘匿性といった要求に対応するために必要なプロトコル設計について事例を交えながら解説します.
企画セッション2(Part 1):招待講演(11月1日(水) 16:20 - 17:00,A会場)
座長:面 和成(筑波大学)
企画セッション2(Part 2):パネルディスカッション(11月1日(水) 17:00 - 17:30,A会場)
ファシリテーター:面 和成(筑波大学)
テーマ:「エンタープライズブロックチェーンの重要性について」
- 山崎 重一郎(近畿大学教授)
- 安土 茂亨(株式会社chaintope取締役CTO)
- 林 敬祐(金融庁課長補佐)
一般セッション1:ブロックチェーンの未来に向けて(10月31日(火) 10:40-12:20,G会場)
座長:須賀 祐治(IIJ)
- 2G2-1:Bitcoin を用いたエコシステムのセキュリティ評価に向けた特徴分析
- 〇 今村 光良 (筑波大学), 面 和成 (筑波大学/情報通信研究機構)
- 2G2-2:Bitcoin が示す可用性の背後に何があるか
- 〇 今村 光良 (筑波大学), 面 和成 (筑波大学/情報通信研究機構)
- 2G2-3:メタバースにおける利用者の匿名性と特定・追跡性の実現方式の提案およびその安心・安全な社会維持効果についての考察
- 〇 才所 敏明 ((株)IT企画), 辻井 重男 (中央大学研究開発機構)
- 2G2-4:ブロックチェーンを用いたクラウドストレージのプライベートな完全性検証方式
- ◎ 嘉戸 裕一 (神戸大学), 廣友 雅徳 (佐賀大学), 瀧田 愼 (兵庫県立大学), 掛井 将平 (名古屋工業大学), 白石 善明 (神戸大学), 毛利 公美 (近畿大学), 森井 昌克 (神戸大学)
一般セッション2:ブロックチェーンセキュリティ(10月31日(火) 13:40-15:20,G会場)
座長:江村恵太(金沢大学)
- 2G3-1:バイト列に着目した詐欺トークンコントラクトの検知
- ◎ 五十嵐 太一 (東京大学), 松浦 幹太 (東京大学)
- 2G3-2:Bitcoin の取引ネットワーク研究を対象としたヒューリスティックアルゴリズムの調査
- 今村 光良 (Trust Base 株式会社), 〇 村上 誠樹 (Trust Base 株式会社)
- 2G3-3:Bitcoin アドレスの属性分類に向けた課題の調査
- 〇 竹山 嗣男 (Trust Base株式会社), 川田 真也 (Trust Base株式会社)
- 2G3-4:新たなハニーポットの分析から得られた暗号資産の盗難対策
- ◎ 内堀 紘徳 (筑波大学), 吉岡 克成 (横浜国立大学), 面 和成 (筑波大学,情報通信研究機構)
一般セッション3:NFT(10月31日(火) 15:40-17:20,G会場)
座長:長谷川佳祐(セコム株式会社)
- 2G4-1:NFTドメインの大規模実態調査
- ◎ 丹治 開 (早稲田大学), 渡邊 卓弥 (NTT社会情報研究所), 秋山 満昭 (NTT社会情報研究所), 森 達哉 (早稲田大学/NICT/理研AIP)
- 2G4-2:NFTによる利用権管理手法の提案
- 〇 岡 達也 (富士通株式会社), 藤本 真吾 (富士通株式会社), 東角 芳樹 (富士通株式会社)
- 2G4-3:ブロックチェーンネーミングサービスにおけるトップレベルドメイン名前衝突の調査
- 〇 伊藤 大貴 (デロイト トーマツ サイバー合同会社), 高田 雄太 (デロイト トーマツ サイバー合同会社), 熊谷 裕志 (デロイト トーマツ サイバー合同会社), 神薗 雅紀 (デロイト トーマツ サイバー合同会社)
- 2G4-4:電子透かしを用いたNFT偽造問題対策の提案
- ◎ 髙橋 悠太 (長崎県立大学), 松崎 なつめ (長崎県立大学)
BWS2023企画セッション 参加者数
84名(現地:55名,オンライン:29名)
BWS2023企画セッション 参加者アンケート
アンケート結果(28件)はこちらから
プライバシーポリシー
BWS2023のプライバシーポリシーは,CSS2023のプライバシーポリシーに準じます.