Computer Security Symposium 2023 Computer Security Symposium

CSS2023論文賞 受賞者

CSS2023最優秀論文賞

1B4-4 : マルチタスク学習による表層情報を軸としたマルウェアの系統樹の作成手法の提案
◎ 池澤 隆人 (電気通信大学), 中川 恒 (株式会社FFRIセキュリティ), 茂木 裕貴 (株式会社FFRIセキュリティ), 押場 博光 (株式会社FFRIセキュリティ), 市野 将嗣 (電気通信大学)
(兼・MWS優秀論文賞)
2D3-5 : IPv6大規模セキュリティ調査のための多種ポート対応スキャンフレームワーク
〇 竹村 達也 (NTT社会情報研究所), 渡邉 卓弥 (NTT社会情報研究所), 塩治 榮太朗 (NTT社会情報研究所), 秋山 満昭 (NTT社会情報研究所)

CSS2023優秀論文賞

1C3-4 : ベイジアンニューラルネットワークのプライバシーリスク
〇 芝原 俊樹 (NTT社会情報研究所), 三浦 尭之 (NTT社会情報研究所), 紀伊 真昇 (NTT社会情報研究所), 市川 敦謙 (NTT社会情報研究所)
(兼・PWS優秀論文賞)
1E3-1 : 多色カードを用いた効率的な対称関数プロトコル
◎ 高橋 由紘 (茨城大学), 品川 和雅 (茨城大学/産業技術総合研究所)
2D1-2 : 脆弱なコードクローン検知技術を用いたオープンソースソフトウェアに内在する脆弱性の実態調査
〇 荒川 玲佳 (日本電信電話株式会社), 鐘本 楊 (日本電信電話株式会社), 秋山 満昭 (日本電信電話株式会社)
2G4-3 : ブロックチェーンネーミングサービスにおけるトップレベルドメイン名前衝突の調査
〇 伊藤 大貴 (デロイト トーマツ サイバー合同会社), 高田 雄太 (デロイト トーマツ サイバー合同会社), 熊谷 裕志 (デロイト トーマツ サイバー合同会社), 神薗 雅紀 (デロイト トーマツ サイバー合同会社)
3B2-5 : Androidアプリ向けSDKのガイダンスと実動作間の不一致の半自動検知
◎ 稲吉 弘樹 (名古屋工業大学), 掛井 将平 (名古屋工業大学), 齋藤 彰一 (名古屋工業大学)
3D3-5 : プライバシーポリシーに使用される技術用語および個人情報保護法に対するユーザの理解度の調査
〇 金森 祥子 (国立研究開発法人情報通信研究機構), 池田 美穂 (NTT社会情報研究所), 亀石 久美子 (NTT社会情報研究所), 長谷川 彩子 (国立研究開発法人情報通信研究機構)
(兼・UWS優秀論文賞)
3E1-2 : 耐量子計算機暗号への移行に関する海外の動向
〇 宇根 正志 (日本銀行)
4F2-4 : プロンプト・チューニングは大規模言語モデルの安全性を高めるか?
〇 中井 綱人 (三菱電機株式会社), 大西 健斗 (三菱電機株式会社)

CSS2023学生論文賞

1C3-1 : Improving the Performance of Deep Learning Image Classification Applied with Homomorphic Encryption
◎ Tianying Xie (Waseda University), Hayato Yamana (Waseda University), Tatsuya Mori (Waseda University / NICT / RIKEN AIP)
(兼・PWS学生論文賞)
1E4-5 : 数独に対するシャッフル3回のゼロ知識証明
◎ 佐々木 駿 (茨城大学), 品川 和雅 (茨城大学/産業技術総合研究所)
2E4-3 : 分散型SNSプロトコルNostrに対する改ざん攻撃
◎ 木村 隼人 (兵庫県立大学), 伊藤 竜馬 (国立研究開発法人 情報通信研究機構), 峯松 一彦 (日本電気株式会社), 五十部 孝典 (兵庫県立大学)
2F2-5 : Web検索から偽ショッピングサイトへの誘導の実態調査
◎ 才納 明英 (横浜国立大学大学院環境情報学府), 高田 一樹 (株式会社セキュアブレイン / 横浜国立大学先端科学高等研究院), 藤田 彬 (情報通信研究機構 / 横浜国立大学先端科学高等研究院), 小出 駿 (NTTセキュリティ・ジャパン株式会社), 金井 文宏 (NTTコミュニケーションズ株式会社), 秋山 満昭 (NTT社会情報研究所), 田辺 瑠偉 (横浜国立大学先端科学高等研究院), 吉岡 克成 (横浜国立大学先端科学高等研究院 / 横浜国立大学大学院環境情報研究院), 松本 勉 (横浜国立大学先端科学高等研究院 / 横浜国立大学大学院環境情報研究院)
2F3-5 : IPv6環境におけるIoT機器へのインターネットからの攻撃可能性に関する予備的調査
◎ 櫛引 淳之介 (横浜国立大学大学院環境情報学府), 大森 健勇 (横浜国立大学理工学部), 関根 悠司 (横浜国立大学大学院環境情報学府), 佐々木 貴之 (横浜国立大学大学先端科学高等研究院), 吉岡 克成 (横浜国立大学大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院), 松本 勉 (横浜国立大学大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院)
2G4-1 : NFTドメインの大規模実態調査
◎ 丹治 開 (早稲田大学), 渡邉 卓弥 (NTT社会情報研究所), 秋山 満昭 (NTT社会情報研究所), 森 達哉 (早稲田大学/NICT/理研AIP)
3D2-4 : 非専門家との検索可能暗号の説明資料の作成とユーザ調査
◎ 浅沼 秀俊 (大阪大学), 桑形 愛 (産業技術総合研究所), 長根 貴之 (産業技術総合研究所), 山下 恭佑 (大阪大学/産業技術総合研究所), 矢内 直人 (大阪大学/産業技術総合研究所), 花岡 悟一郎 (産業技術総合研究所)
(兼・UWS学生論文賞)
3F1-2 : モデル抽出攻撃の新たな評価指標に向けた決定境界の可視化
◎ 武内 祐哉 (大阪大学), 矢内 直人 (大阪大学), 森川 郁也 (富士通)
3F2-2 : 物理的に実現可能な特徴をトリガーとしたクリーンラベルバックドア攻撃
◎ 大磯 秀幸 (筑波大学 大学院 情報理工学位プログラム), 福地 一斗 (筑波大学システム情報系), 秋本 洋平 (筑波大学システム情報系), 佐久間 淳 (東京工業大学 情報理工学院)
3F2-3 : Deepfake検出に最適なニューラルネットワーク構造の自動探索
◎ 利川 悠斗 (早稲田大学), 飯島 涼 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所/早稲田大学), 森 達哉 (早稲田大学/NICT/理研AIP)
4B1-2 : モノの中の戦い:IoT機器への攻撃の長期観測による マルウェアの生存競争の調査
◎ 安井 浩基 (横浜国立大学大学院環境情報学府), 田辺 瑠偉 (横浜国立大学先端科学高等研究院), 吉岡 克成 (横浜国立大学大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院), 松本 勉 (横浜国立大学大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院)
(兼・MWS学生論文賞)

CSS2023コンセプト研究賞

2G2-2 : Bitcoin が示す可用性の背後に何があるか
〇 今村 光良 (筑波大学), 面 和成 (筑波大学/情報通信研究機構)
4F2-1 : 入力時の日本語と英語の差異がChatGPTで生成するコードの安全性に与える影響の考察
〇 山岸 伶 (株式会社日立製作所), 笹 晋也 (株式会社日立製作所), 藤井 翔太 (株式会社日立製作所)

CSS2023奨励賞

1B4-1 : マルウェア動的解析システムAlkanetのWSL1への拡張
◎ 中山 崇嗣 (立命館大学), 金城 聖 (立命館大学), 齋藤 彰一 (名古屋工業大学), 毛利 公一 (立命館大学)
2C1-2 : Privacy amplification via shuffled check-ins
Seng Pei Liew (LINE Corporation), Satoshi Hasegawa (LINE Corporation), 〇 Tsubasa Takahashi (LINE Corporation)
2D2-3 : SBOMの大規模実態調査に基づくソフトウェア透明性評価の検討
〇 鐘本 楊 (NTT社会情報研究所), 荒川 玲佳 (NTT社会情報研究所), 秋山 満昭 (NTT社会情報研究所)
2E2-2 : メモリサイズが最小の置換ベース決定的認証暗号
◎ 平賀 幸仁 (電気通信大学), 内藤 祐介 (三菱電機), 佐々木 悠 (NTT 社会情報研究所), 菅原 健 (電気通信大学)
2E3-2 : リング署名から複数検証者指定署名の ブラックボックス構成不可能性
〇 山下 恭佑 (大阪大学), 原 啓祐 (産業技術総合研究所)
3D3-3 : オンライン詐欺と犯罪へ誘導するSNS投稿文の類型化と特徴の分析
◎ 松田 美慧 (横浜国立大学), 川口 大翔 (横浜国立大学), 藤田 彬 (情報通信研究機構), 吉岡 克成 (横浜国立大学)
3F2-4 : マボロシオロシ: 自律飛行型ドローンを標的とした投影攻撃の分析とロバストな対策手法の提案
〇 大山 穂高 (早稲田大学), 飯島 涼 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所 / 早稲田大学), 森 達哉 (早稲田大学 / NICT / 理研AIP)
4B2-2 : 実行ファイルにおける関数配置順序のランダム化によるコード再利用攻撃への耐性向上手法の提案
◎ 佐治 和馬 (岡山大学 大学院環境生命自然科学研究科), 山内 利宏 (岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域), 小林 諭 (岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域), 谷口 秀夫 (岡山大学 大学院環境生命自然科学研究科)
4E2-4 : ナノ人工物メトリクスの耐クローン性:シンプルな白色干渉計の有効性
◎ 宮本 岩麒 (横浜国立大学), 岩橋 虎 (横浜国立大学), 吉田 直樹 (横浜国立大学), 吉岡 克成 (横浜国立大学), 松本 勉 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
4E1-1 : 人種間の公平性を考慮した顔認証距離学習
◎ 佐藤 佑哉 (静岡大学), 伊藤 康一 (東北大学), 西垣 正勝 (静岡大学), 大木 哲史 (静岡大学 / 理化学研究所 革新知能統合研究センター)
4F1-3 : 大規模言語モデルによるセキュリティ対策の視覚認知メカニズムのモデル化に向けた検討
◎ 鍛冶 佳佑 (神戸大学大学院), 中野 瑠人 (神戸大学大学院), 山田 明 (神戸大学大学院), 小澤 誠一 (神戸大学大学院)

MWS2023ベストプラクティカル研究賞

3B3-3 : 大規模言語モデルを用いた静的解析の支援可能性検証
〇 藤井 翔太 (株式会社 日立製作所), 山岸 伶 (株式会社 日立製作所)

OWS2023研究賞

2D2-1 : IETF SUIT Encrypted PayloadsとMultiple Trust Domainsによる暗号化されたファームウェア配信
髙山 献 (セコム株式会社IS研究所), 〇 磯部 光平 (セコム株式会社IS研究所)

BWS2023イノベーション研究賞

2G2-1 : Bitcoin を用いたエコシステムのセキュリティ評価に向けた特徴分析
〇 今村 光良 (筑波大学), 面 和成 (筑波大学/情報通信研究機構)

表彰について

CSS2023では論文集に掲載されたすべての論文を対象に下記の賞を設けています.なお論文執筆要領を著しく逸脱した論文は審査対象とならないことがあります.

CSS論文賞

CSS最優秀論文賞,CSS優秀論文賞,CSS学生論文賞,MWS優秀論文賞,MWS学生論文賞,PWS優秀論文賞,PWS学生論文賞,UWS優秀論文賞,UWS学生論文賞があります.詳しくは,CSS論文賞についてをご参照ください.

CSSコンセプト研究賞

論文集に掲載されたすべての論文を審査対象とし,論文賞には到らなかったが,新規性が極めて高い論文がある場合に表彰します.本賞はCSEC主査から授与されます.

CSS奨励賞

論文集に掲載されたすべての論文を審査対象とし,論文賞には到らなかったが,評価者の評価が高かったもの,新規性の評価が高かったものを,今後への期待や激励の意味を込めて表彰します.本賞はCSEC主査から授与されます.

MWSベストプラクティカル研究賞

MWSセッションにおける発表論文のうち,研究成果の実用性が高いと評価された論文を表彰します.詳しくは,MWS2023のWebページをご参照ください.本賞はMWS2023プログラム委員長から授与されます.

OWS研究賞

OWSセッションにおける発表論文のうち,論文としての新規性と信頼性に加え,特に実用性の高さとOSSコミュニティへの貢献が高いと評価された論文を表彰します.詳しくは,OWS2023のWebページをご参照ください.本賞はOWS2023実行委員長およびCSS2023 OWSトラックチェアから授与されます.

BWSイノベーション研究賞

BWSセッションにおける発表論文のうち,ブロックチェーンセキュリティにおける「新たな視点・学際的な技術融合に関する研究・開発」が高く評価された論文を表彰します.選奨規定など詳しくは,BWS2023のWebページをご参照ください.本賞はBWS2023実行委員長から授与されます.

CSS論文賞について

本シンポジウムでは,コンピュータセキュリティ技術の発展や啓発に寄与する論文の著者を表彰することを目的としたCSS論文賞を設けております.CSS論文賞には,新規性,信頼性,実用性等を兼ね備える優秀論文を表彰するCSS最優秀論文賞及びCSS優秀論文賞と,将来性のある学生を奨励するCSS学生論文賞,そしてMWS2023プログラム委員会,PWS2023プログラム委員会,UWS2023プログラム委員会が選考する論文賞があり,会期中の表彰式にて同年の論文賞を表彰しております.各論文賞の要件は次のとおりです.
  • CSS最優秀論文賞(2件以内)
    論文集に掲載されたすべての論文を審査対象とし,新規性,信頼性,実用性等の観点で特に優れた論文が発表された場合,その著者を表彰します.過去の受賞経歴を問いません.
  • CSS優秀論文賞(5件程度)
    論文集に掲載されたすべての論文を審査対象とし,新規性,信頼性,実用性等の観点で優れた論文の著者を表彰します.過去の受賞経歴を問いません.
  • CSS学生論文賞(8件程度)
    論文集に掲載された論文のうち,講演者が学生の論文を審査対象とし,新規性,信頼性,実用性等の観点で優れた論文の著者を表彰します.ただし,過去に学生論文賞を受賞した者が講演する論文は本賞の審査対象とはなりません.また,発表申込時点において社会人としての活動が51%以上である者もCSS学生論文賞の対象外となります(博士課程や修士課程に在籍する社会人学生など.社会人とは,職に就いている者,すなわち給料,賃金,報酬,その他の経常的な収入を目的とする仕事に就いている者.学振特別研究員等の学生であることを前提とした制度による収入は,経常的な収入には含めません).
  • MWS優秀論文賞,MWS学生論文賞(各1件以内)
    MWS2023プログラム委員会により選考され,それぞれCSS(最)優秀論文賞,CSS学生論文賞に推薦されます.詳しくは,MWS2023のWebページをご参照ください.
  • PWS優秀論文賞,PWS学生論文賞(各1件以内)
    PWS2023プログラム委員会により選考されます.それぞれCSS(最)優秀論文賞,CSS学生論文賞に推薦される場合があります.詳しくは,PWS2023のWebページをご参照ください.
  • UWS優秀論文賞,UWS学生論文賞(各1件以内)
    UWS2023プログラム委員会により選考され,それぞれCSS(最)優秀論文賞,CSS学生論文賞に推薦されます.詳しくは,UWS2023のWebページをご参照ください.
CSS最優秀論文賞及びCSS優秀論文賞とCSS学生論文賞の選考は,当該分野に関して高い専門的知識を有する査読者2名による1次評価,各トラックのプログラム委員会による2次評価,トラック横断で各賞を最終選考する3次評価の3段階からなります.