第1回プライバシーワークショップ (PWS2015)
長崎ブリックホール、10月21日(水)〜10月23日(金)
What's new
PWS CUP2015の様子です。
プライバシーワークショップPWS2016プレイベント
2015年10月21~23日に長崎にて行われました第1回プライバシーワークショップ(PWS2015)では多くのご参加ありがとうございました。引き続き、PWS2015のイベントの振り返りや今後の活動に向け、PWS2016プレイベントを開催いたします。プライバシー関連の研究者や実務者の交流の場、情報発信・収集の場としてぜひご活用ください。
| 日時 |
2016年3月2日(水) 13:30〜17:00 |
| 場所 | 明治大学リバティタワー1165教室(16F) |
詳細は
こちらをご覧ください。
※同会場で翌日3月3日よりコンピュータセキュリティ(CSEC)研究会,マルチメディアと分散処理研究会が開催予定です.
PWS2015論文賞
PWS 論文賞選考委員会は、PWS2015 で発表された全21件の論文から、下記論文を PWS2015 優秀論文賞として選定し、CSS2015 表彰式において表彰いたしました。
- 3B3-2: RouteDetector: 9軸センサ情報を用いた位置情報追跡攻撃
- 渡邉 卓弥 (早稲田大学基幹理工学研究科)、秋山 満昭 (NTTセキュアプラットフォーム研究所)、森 達哉 (早稲田大学基幹理工学研究科)
また、PWS2015 発表論文のうち、下記論文が CSS2015プログラム委員会により「CSSコンセプト論文賞」に選定されました。CSSコンセプト論文賞の詳細は
CSS2015 論文賞のページ
をご参照ください。
- 3B4-1: ゲノム検査結果の開示によるプライバシ侵害の評価
- 荒井 ひろみ (東京大学情報基盤センター)、津田 宏治 (東京大学新領域創成科学研究科)、佐久間 淳 (筑波大学大学院システム情報工学研究科/ JST CREST)
PWS CUP 2015 表彰チーム
PWS CUP 2015において、表彰されたチームは下記の通りです。
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予備戦(総合)優勝者:
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ψ沈黙のジャスティスψ
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| 匿名加工部門優勝者 "best ice": |
ψ沈黙のジャスティスψ |
| 再識別部門優勝者 "best fire": |
ψ沈黙のジャスティスψ |
| 擬似データ生成部門優勝者: |
ψ沈黙のジャスティスψ |
| 総合優勝者 "best PwsCup award": |
ψ沈黙のジャスティスψ |
| 総合2位: |
nifigaki |
| 総合3位: |
圧倒的「成長」 |
PWS CUPの参加チームは17チームでした。
PWS CUP の開催案内(PDF)です。
CSS2015特別講演の詳細
タイトル
「気がきく」と「気持ち悪い」の境界に挑むデータ活用 |  |
講師
株式会社野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部
主任コンサルタント 鈴木 良介 様 |
概要
「データによる事業高度化」に総論では賛成でも、各論では「やめておいたほうが良い」となる話がよく聞かれます。理由の第一は費用対効果、第二はセキュリティとプライバシです。「儲かるかわからないのに、新聞沙汰となるリスクは避けたい」という思いがひしひしと伝わってきます。特にプライバシについては、「気がきく」と「気持ち悪い」の境界があいまいであることにその難しさがあり、「俺は判断したくない」という気持ちもよくわかります。
本講演では「気持ち悪い」と思われる危険を冒しながら、なぜデータ活用をしなければならないのか活用の便益を確認します。その上で、データ活用の各段階で生じる気持ち悪さ、すなわち「のぞき」「勘ぐり」「余計なお世話」について整理を行い、「気持ち悪い」はずの活用を巧みに「気が利く」に変換した事例を紹介します。 |
略歴
2004年、株式会社野村総合研究所入社。以来、情報・通信業界に係る市場調査、コンサルティング、政策立案支援に従事。近年では、データにもとづいた事業高度化の支援を行っている。著書に『ビッグデータビジネスの時代』(翔泳社)。科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業CRESTビッグデータ応用領域アドバイザー(2013年6月~)。 |
PWS (Privacy Workshop) について
概要
国内外においてビッグデータ活用ニーズが急速に高まる中で、データの効果的な活用とプライバシー保護を両立させる技術や規準の発展と確立が強く求められています。そのためには、プライバシー保護技術の研究開発を進める学術機関とデータ活用の現場で活躍する技術者・専門家との間での議論や交流を活発にし、日本におけるプライバシー保護技術の研究開発を活性化していくことが重要と考えられます。
上記を目的として、情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会 (CSEC 研究会) はPWS 組織委員会を立ち上げ、同学会セキュリティ心理学とトラスト研究会 (SPT 研究会)との共催で「プライバシーワークショップ (PWS)」を開催いたします。PWS は、コンピュータセキュリティシンポジウム (CSS) の併催として年に一度開催予定であり、主にデータ活用を円滑にするためのプライバシー保護技術に焦点を当てた企画およびセッションから構成されます。
PWS組織委員会
- 委員長
- 菊池浩明 (明治大学)
- 委員
- 寺田雅之 (NTTドコモ)、千田浩司 (NTT)
PWS2015開催概要
CSS2015のセッション枠内で、下記のイベントを予定しています。
PWS CUP: プライバシー加工処理、匿名データのアタックを競うコンテスト
特別講演: ビッグデータのビジネス動向やプライバシーに詳しい野村総合研究所の鈴木良介様に、PWSからの推薦でCSS2015の特別講演が決定
一般セッション: CSS2015に申込されたプライバシーに関連する発表をPWS一般セッションとし、事前選考でPWS2015優秀論文賞を選出
詳細は
CSS2015 論文投稿手引
をご参照ください。
参加登録
PWS2015 への参加登録は、
コンピュータセキュリティシンポジウム2015 (CSS2015)
への参加登録と共通となっております (ご登録頂くと、CSS2015 および併催の MWS2015 のセッションにも参加が可能です)。
参加登録手続きの詳細につきましては、CSS2015 の
参加登録ページ
および
参加費の説明ページ
をご参照ください。
論文投稿 (発表申込)
PWS2015 への論文投稿受付は、
コンピュータセキュリティシンポジウム2015 (CSS2015)
への論文投稿受付と共通となっております。詳細は
CSS2015 論文投稿手引
をご参照ください。
ご投稿頂いた論文の発表セッションの割り当ては、ご投稿頂く論文の概要やキーワードを参考にCSS2015プログラム委員会により定められますが、特にPWS2015でのご発表を希望される場合、発表申し込みの手続きにおいて以下の記載をお願いいたします。
- キーワード (自由記入) の1つ目に「PWS」と記入。
- テーマ名 (選択) において「(20) プライバシー保護」を選択。
なお、発表多数の場合など、会場準備の都合上 PWS でのご発表をご希望されてもCSSのセッションでのご発表となる場合があります。恐れいりますが、あらかじめご承知おきのほどお願いいたします。
PWS2015 優秀論文賞 について
- PWS2015一般セッションにおける発表論文のうち、プライバシー保護技術の発展やプライバシーリスクの正しい啓発にとくに貢献すると認められる論文1編または数編を、
PWS 実行委員会の定める選考委員会における審議を経て、PWS2015優秀論文賞として表彰します。
- 受賞論文の筆頭著者だけでなく、共著者全員を表彰することとします。また、少なくとも
1名の著者がCSS2015の懇親会に出席し表彰状を受け取ることを、受賞の条件とします。
- CSS2015最優秀論文賞/優秀論文賞/学生論文賞、CSS2015SPT論文賞など、CSS2015
において設けられる他の賞との重複受賞を妨げるものではありません。
PWS2015実行委員会
- 委員長
- 菊池浩明 (明治大学)
- 副委員長
- 寺田雅之 (NTTドコモ)
- 委員
- 荒井ひろみ (東京大学)、小栗秀暢 (ニフティ)、
佐久間淳 (筑波大学)、島岡政基 (セコム)、須川賢洋 (新潟大学)、千田浩司 (NTT)、野島良 (NICT)、濱田浩気 (NTT)、古川諒 (NEC)、南和宏 (統計数理研究所)、村上隆夫 (産業技術総合研究所)、山岡裕司 (富士通研)、山口高康 (NTTドコモ)
プライバシーポリシー
PWS2015のプライバシーポリシーは、CSS2015のプライバシーポリシーに準じます。