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運営体制について

MWS2011から、MWS のオープン化、運営の定常化、CSSとの融合の実現に向け、 情報処理学会コンピュータセキュリティ(CSEC)研究会の配下に、MWS 組織委員会を設置しました。 MWS 組織委員会は、長期的な視点で、これらの課題を解決しつつ、MWS の全体的な運営を担当し、 MWS2011 実行委員会は、その年度のワークショップ開催の運営を担当することになります。 committee formation

MWS2011 実行委員会

実行委員長

松浦幹太 (東京大学)

プログラム委員長

畑田充弘 (NTT コミュニケーションズ(株))

企画担当委員

小門寿明 ((独)情報処理推進機構)
鳥居悟 ((株)富士通研究所)

田中昭文 (NTT コミュニケーションズ(株))[*]
則武 智 ((財)日本データ通信協会 Telecom-ISAC Japan) [*]
[*]研究用データセット取り扱い窓口担当

MWS Cup 2011 企画担当委員

竹森敬祐 ((株)KDDI研究所)
細井琢朗 (東京大学)
秋山満昭(NTT情報流通プラットフォーム研究所)
神薗雅紀((株)セキュアブレイン)

MWS 組織委員会

組織委員長

篠田陽一 (北陸先端科学技術大学院大学)

委員

小山覚 ((株)NTTPC コミュニケーションズ))
寺田真敏 ((株)日立製作所)
則武 智 ((財)日本データ通信協会 Telecom-ISAC Japan)
畑田充弘 (NTT コミュニケーションズ(株))
松浦幹太 (東京大学)
村上晃 (JPCERT コーディネーションセンター)

MWS 組織委員会設立趣意書

                          2011年07月13日

                        松浦幹太 (東京大学)
               篠田陽一 (北陸先端科学技術大学院大学)


 インターネットの世界では毎日のようにより巧妙な仕組みを取り入れた
マルウェアの亜種や新種が登場している。

  このような環境の中で、マルウェア対策の研究を発展させていくために
は、最新のマルウェア検体を入手し、そのプログラムを解析し感染や被害
に至る仕組みを解明し、それら研究成果の情報共有を行う取組が求められ
る。

  研究分野は異なるが、細菌研究においては検体の入手と管理が極めて慎
重に行われている一方で、細菌学教育用菌株の分譲が行われており、研究
目的で菌株の提供を受けることができる。

  セキュリティ研究の分野では、このような仕組みが無かったことから、
サイバークリーンセンターの成果の一部であるマルウェア検体の情報や攻
撃通信記録が、三ヶ年に渡って信頼のおける研究機関に提供され、これら
情報を教材とした研究成果の発表会としてMWSを開催してきた。

  また、互いの研究成果を情報共有するだけでなく、攻撃通信等の解析技
術を競う MWS Cup を開催した。MWS Cup では自らの研究成果を最大限に
発揮し、持てる技術や知恵を尽くして、解析の速さ、正しさ、美しさを競
争することで、自己の研究成果と課題を客観的に確認する貴重な場となっ
た。

  これらの MWS の取り組みは、我が国のセキュリティ研究・開発分野の
発展に貢献する実践的な取り組みとして、産官学のマルウェア対策に関わ
る専門家から多くの支持や評価を受けている。

  CSEC 研究会では、上記取り組みを継承し発展させることで、世界に手
本を示せるセキュリティ研究のスキーム構築を目的とし、CSEC 内に MWS 
組織委員会等の機構を設置することとする。

                               以上