基調講演

CSS２００７では、内閣補佐官として情報セキュリティに携わる、山口　英 氏（奈良先端科学技術大学院大学　教授, 内閣官房情報セキュリティセンター　情報セキュリティ補佐官）と篠田　陽一　氏（北陸先端科学技術大学院大学 教授, 情報通信研究機構　情報通信セキュリティ研究センター長）より基調講演をいただけることになりました。みなさまもぜひ基調講演にご参加ください。
 

講演題目： わが国の情報セキュリティ政策の概要と研究開発コミュニティへの期待
山口　英 （奈良先端科学技術大学院大学　教授, 内閣官房情報セキュリティセンター　情報セキュリティ補佐官）

講演概要： 情報ネットワークシステムの社会基盤化が急激に進む中、わが国政府は２００６年２月に第一次情報セキュリティ基本計画を策定し、さまざまな政策を多角的に展開させてきている。特に、政府機関に対する統一的な情報セキュリティ対策基準の提示と運用、重要インフラ事業における情報セキュリティ対策の優先度向上への取り組みなど、これまでの情報セキュリティ政策では手がけられてなかった様々な挑戦が含まれている。また、情報セキュリティに関係する技術開発についても、積極的に方針を示すようになってきた。この講演では、わが国の情報セキュリティ政策の概要を報告し、同時に2004年から内閣官房情報セキュリティ補佐官として活動してきた講演者の視点から、大学や研究所などから構成される研究開発コミュニティへの期待を述べたい。