Computer Security Symposium 2019 in Nagasaki Computer Security Symposium

研究倫理相談窓口

CSS2019研究倫理委員会とCSS2019研究倫理相談窓口について

セキュリティ研究においては,実験参加者や他人に危害が及ぶことを完全に防止することが困難な実験(例:インターネット接続した実行環境による実マルウェア解析実験など)が必要な場合や,実在するシステムや製品の脆弱性が発見される場合があり,研究方法や研究により得られた情報の開示方法について,特に研究者の倫理観が求められています.

CSS2019では,セキュリティ分野の研究倫理の重要性の高まりを受け,サイバーセキュリティ研究における倫理的配慮のためのチェックリスト(以降,チェックリスト)の活用,および昨年に引き続きCSS2019研究倫理委員会を設置します.研究倫理の観点で懸念がある場合はまずチェックリストを活用し,セルフチェックを実施してください.

研究倫理委員会の活動としてCSS2019研究倫理相談窓口(以降,相談窓口)を開設致します.相談窓口では,CSS2019および併設ワークショップにて発表予定の論文の著者に対して,研究を倫理的に実施するためのアドバイスを行います.また,相談者に同意を得た上で,窓口活動を通じて得られた研究倫理に関する知見を蓄積・共有致します.

CSS2019および併設ワークショップにて発表予定の論文について研究倫理の観点で懸念がありチェックリストでは判断が難しい場合は、以下の相談フォームにて相談窓口専用メーリングリスト <css2019-ethics(at)sun.ac.jp> にメールで事前にご相談ください.なお、相談受付締切日はCSS2019発表申込締切の2019年08月01日(木)としますが、時間を要する場合もありますので、出来るだけ早い時期にご相談頂くことを強くお勧めします.

CSS2019研究倫理相談窓口:相談フォーム

研究倫理に関する相談の際は,以下の情報をお知らせください.

=======================(相談フォーム)=======================
相談者のお名前
相談者の連絡先メールアドレス
研究内容:※研究倫理的にどのような問題が生じ得るかを検討するため,計画している(または実施中の)研究内容をできるだけ詳細にお知らせください
研究倫理上考えられる問題点:※研究内容についてご相談者ご自身が考える研究倫理的問題点をお知らせください
研究倫理対応案:※上記問題への対応案があればお知らせください
希望トラック:投稿時に希望するトラックをお知らせください
備考:その他,特筆事項等があればお知らせください
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マーカー部は必須情報です)

相談先

CSS2019研究倫理相談窓口 css2019-ethics(at)sun.ac.jp

相談受付期間

現在,相談受付中です.受付締切は2019年08月01日(木)です

CSS2019研究倫理委員会

秋山 満昭 NTT
木藤 圭亮 三菱電機
国井 裕樹 セコム(株)IS研究所:プログラム委員会リエゾン
齋藤 孝道 明治大学
島岡 政基 セコム(株)IS研究所
須川 賢洋 新潟大学
森  達哉 早稲田大学
吉岡 克成 横浜国立大学

アドバイザ

北條 孝佳 西村あさひ法律事務所

相談窓口は,相談を受けた研究や実験について倫理面でのアドバイスをしますが,その倫理的妥当性についてお墨付きを与えるものではありません.最終的な研究実施内容,実施・取りやめの判断は,研究を実施する研究者自身が責任をもって行ってください.

参考リンク

情報処理学会倫理網領

情報処理学会が会員の行動規範として制定した倫理綱領です.CSS2019も当該倫理綱領に従います.

メンロレポート

米国国土安全保障省が発行した報告書です.セキュリティ研究における研究倫理の原則が示されています.

メンロレポート手引書(PDF)

メンロレポートの示す原則について実際の研究事例に基づく仮想事例を用いて解説しています.

サイバーセキュリティ研究における倫理的な研究プロセスについて

MWS組織委員会による,サイバーセキュリティ研究における倫理的な研究プロセスの普及啓発の活動についてまとめています.